キッチンカーが崩壊|「和風店」にラーメン?ブランドが壊れる「矛盾」のワナ

すべて

これまでの記事で、「何屋さんか一言で言える(専門店)」ことや、「〇〇らしさ(ブランディング)」でファンを作ることの大切さをお話ししました。

「よし、わかった!私は『とことん和風にこだわった、おだんご専門店』として、ブランドを作るぞ!」 と決めたあなた。

1ヶ月後、売上がちょっと不安になってきて、 「うーん、お昼どきは、しょっぱいものも売れるかもしれない」 「よし、あまったスペースで『ラーメン』と『ホットドッグ』も売ってみよう!」 …もし、あなたがこんなことを考えてしまったら、それは自分で自分のブランドを「こわす」行為かもしれません。

この記事では、なぜブランドの「矛盾」がファンを逃がしてしまうのか、そのこわいワナについて解説します。

ブランドの「矛盾」とは?

「ブランドの矛盾」とは、あなたが決めた「〇〇らしさ(ブランドの約束)」から、はみ出すことをしてしまうことです

【例:「和風甘味のキッチンカー」】

  • あなたのブランド(約束)
    • 「ここは、和風の、おちついた、おいしい甘いものが食べられるお店です」
  • お客さんのイメージ
    • 「あのお店に行けば、おいしいおだんごや、わらびもちが食べられるぞ」

お客さんは、あなたの「和風」というブランド(約束)を信じて、ファンになってくれました。 それなのに、ある日とつぜん、そのお店のノボリに「ラーメン」「ホットドッグ」という文字が追加されたら、お客さんはどう思うでしょう?

「え? ここ、おだんご屋さんじゃなかったの?」 「なんか、ごちゃごちゃして、カッコわるいな…」 「『和風』が好きだったのに、これじゃあ『何でも屋』だ…」

これが、ブランドの「矛盾」です。 「和風」という約束を、あなたが自分でやぶってしまったのです。

「矛盾」が起こると、一番のファンが逃げていく

一番こわいのは、この「矛盾」が起こったとき、あなたのお店のことが一番好きだった「ファン」から順番に、お店をはなれていってしまうことです

さっきの「和風甘味」のお店が好きだったお客さんは、なぜファンになったのでしょうか? それは、「和風の『専門店』」だったからです。

「矛盾」が起こったあと、このお客さんはこう考えます。 「『和風』だから好きだったのに、他のメニューが増えてきた…」 「それなら、あっちの**『本物の和風専門店』のキッチンカーに行こう**」

ほら、「ラーメン」や「ホットドッグ」を増やしたせいで、「新しいお客さん」が来たかもしれません。 でも、それと引きかえに、「あなたのお店じゃなきゃダメだ!」と言ってくれていた、一番大切な「ファン」を失ってしまったのです。

これでは、けっして「儲かる」お店にはなれません。

「一貫性を守る」と、方針が決まる

「じゃあ、新しいメニューは、ぜったいに増やしちゃダメなの?」 いいえ、そんなことはありません。 大切なのは、「ブランドに矛盾が生じなければ、やってもいい」ということです 。

「和風甘味」のお店が、新メニューを出すなら?

  • ダメな例(矛盾する)
    • ラーメン、ホットドッグ、カレーライス(「和風」の約束をやぶるから)
  • 良い例(矛盾しない)
    • 抹茶(まっちゃ)ラテ、ぜんざい、ほうじ茶プリン(「和風」の約束を守っているから)

どうでしょう? 「ブランドの『〇〇らしさ』を守ろう!」と決めることを、「一貫性(いっかんせい)を守る」と言います。

この「一貫性」を大切にすると、あなたはもう「メニューをどうしよう…」と迷うことがなくなります。 「これは、ウチの『和風』というブランドに合っているかな?」 と考えるだけで、答えがかんたんに見つかるからです。

「一貫性を守る」と、あなたのお店の「方針」がカチッと決まるのです 。

まとめ:ブランドは「約束」。ファンをウラギるな

ブランディングとは、お客さんとの「〇〇らしさ」という「約束」です。

  1. ブランドの矛盾とは:その「約束」をやぶること(例:「和風店」が「ラーメン」を売る)。
  2. 起こるワナ:「何でも屋」になってしまい、一番のファンが「本物の専門店」に逃げてしまう 。
  3. 守るメリット:「一貫性」を守れば、メニューで迷がなくなり、「方針」が決まる 。

売上が不安になっても、けっして「矛盾」に手を出してはいけません。 お客さんとの「約束」を守り続けること。 それこそが、ファンに長く愛され、儲け続けるお店になるための、たった一つの道なのです。

その新メニュー、あなたの「ブランド」を壊していませんか?

「『一貫性』が大事なのはわかった」 「でも、売上が不安で、つい他のメニューも売りたくなってしまう…」 「私の『〇〇らしさ』を壊さずに、売上を上げる方法はないの?」

その「不安」こそが、ブランドが壊れる第一歩です。 でも、安心してください。「ブランドの一貫性」を守りながら、お客さんの満足度(まんぞくど)と単価(たんか)を上げる「かしこい戦略」は、ちゃんと存在します。

あなたの「ブランド」を守りながら「儲け」を増やす。 その「方針」を、私たちプロと一緒に立てませんか?

【行動1】まずは無料で「ブランド戦略」の事例を学ぶ

「成功したお店は、どうやって『一貫性』を守っているの?」 「ブランドを守りながら、メニューを増やした事例が知りたい」 ファンを逃がさない「ブランド戦略」の基本を、セミナー資料から抜粋してまとめた【儲かるキッチンカー開業 限定ガイドブック】を今だけ無料でプレゼント中です。

[ ▼ 無料ガイドブックを今すぐダウンロードする ]

【行動2】あなたの「ブランド方針」をプロに相談する

「私の『新メニュー案』、ブランドと矛盾していませんか?」 「ブランドを守りつつ、売上を上げるアイデアを相談したい」

そんな具体的な「戦略」のご相談は、【キッチンカー開業セミナー(個別相談付き)】でお聞かせください。 「一貫性」と「儲け」を両立させるプロの視点で、あなたの「方針」作りをお手伝いします。

[ ▼ セミナー(個別相談付き)の詳細を見てみる ]

コメント