あなたのキッチンカーは、通りすがりの人がパッと見て、「あ、〇〇屋さんだ!」と一言で言えますか?
「えーっと、おいしいクレープと、ジューシーな唐揚げと、タピオカドリンクのお店です!」
もし、あなたがこのように説明に「と、」がたくさん入ってしまうなら、それはお客さんを逃している、とてもキケンなサインかもしれません。
キッチンカー経営で「売れる・儲かる」ために、いちばん大切なこと。 それは、「お客さんが、このキッチンカーで何を売っているのかを一言で言える」ことが重要なのです 。
この記事では、なぜそれが絶対条件なのか、その理由をかんたんに解説します。
お客さんは「考えるのがキライ」な生き物
まず、大前提として、お客さんは「考えること」「迷うこと」がとてもキライです。 お昼休み、お腹がペコペコなAさんが、あなたのキッチンカーを見つけたとします。
【ダメな例:「何屋さんか分からない」お店】
Aさん:「あ、キッチンカーだ。何があるかな?」 (メニュー看板を見るが、クレープ、唐揚げ、ラーメン、かき氷…と書いてある)
Aさん:「うーん…結局、何が一番おいしいんだろう? 考えるの、めんどうだな…」 (結果、Aさんは「いつものコンビニ弁当」を買いに行ってしまいました)
【良い例:「何屋か一言で言える」お店】
Aさん:「あ、キッチンカーだ。大きな看板に『こだわり唐揚げ専門店』って書いてある!」 Aさん:「よし、今日は唐揚げにしよう!」 (結果、Aさんは迷わずあなたのキッチンカーに並んでくれました)
このちがいは、とても大きいです。 お客さんは、お腹が空いているとき、「何を食べようかな」とは考えますが、「あのお店は何を売っているんだろう?」とは、あまり考えてくれません。 「一瞬で何屋か分からない」というだけで、あなたのお店は「選ばれるチャンス」を失っているのです。
あの「M」のマークが最強のワケ
「何屋か一言で言える」状態を作ることを、カッコいい言葉で「ブランディング」と言います 。
一番わかりやすい例が、マクドナルドです。 あなたは、あの黄色い「M」のマークを見たら、何を思い浮かべますか?
「あ、マクドナルドだ!」と一言で言えますよね 。 そして、 「ハンバーガーを売っている」 「ポテトもおいしい」 「値段はだいたい〇〇円くらい」 「すぐに出てくる」 と、たくさんの情報が、一瞬で頭に浮かびます 。
これが「ブランディングが成功している」状態です。
あなたも、自分のキッチンカーを、 「あの、赤い車のキッチンカーは?」 「ああ、あそこは『日本一の唐揚げ屋さん』だよね!」 とお客さんに覚えてもらう必要があります。
「あなたのお店 = 〇〇屋さん」 この「=(イコール)」をお客さんの頭の中に作り出すことが、ブランディングのゴールなのです。
「何屋か一言で言える」状態を作る、たった一つの方法
「じゃあ、どうすれば『〇〇屋さん』と覚えてもらえるの?」 そのための、いちばんかんたんで、いちばん強力な方法。
それは、「品数をしぼること」です 。
「クレープも、唐揚げも、タピオカも売れば、いろんなお客さんが来てくれるかも!」 そう考えるオーナーはとても多いのですが、じつはこれは「負け」パターンです。(くわしくは、別の記事でお話しします)
「唐揚げ専門店」「クレープ専門店」のように、勇気を持ってメインの商品を一つにしぼるのです。 品数をしぼることで、お客さんの頭の中で、 「このキッチンカー = 唐揚げ」 という「結びつけ」がかんたんに起こります 。
この「結びつけ」こそが、あなたのお店がライバルに勝つための「最強の武器」になります。
なぜ「専門店」は儲かるのか?
「何屋か一言で言える」お店、つまり「〇〇専門店」になると、こんないいことがあります。
1. 「おいしそう!」と期待してもらえる
お客さんは「専門店」という言葉が大好きです。 「いろんなものを売っているお店」よりも、「唐揚げ『だけ』を売っているお店」のほうが、「きっと、ものすごくこだわっていて、おいしいにちがいない!」と期待してくれます。
2. 「思い出して」もらえる
お客さんが「あー、唐揚げ食べたいな」と思ったとき、あなたの「唐揚げ専門店」を思い出してもらいやすくなります。 「クレープと唐揚げと…」のお店は、残念ながら思い出してもらえません。
3. 「口コミ(うわさ)」になりやすい
お客さんが友だちに紹介するとき、 「あそこの唐揚げ屋さん、すごくおいしかったよ!」 と、かんたんにうわさを広めてくれます。
「あそこの、クレープと唐揚げとタピオカを売ってるお店がね…」 とは、だれも紹介してくれないのです。
まとめ:売れるお店は「専門店」
キッチンカーで成功するための絶対条件は、お客さんに「あそこは何屋さんか」を一言で言ってもらうこと 。 そのために、まずは「品数をしぼる勇気」を持ってください 。
「あれもこれも売る」お店ではなく、「これだけはだれにも負けない!」という「専門店」になること。 それが、お客さんに迷わず選ばれ、愛され、儲かるキッチンカーになるための、たった一つの答えなのです。
記事の最後に追加するCTAブロック案
あなたのキッチンカー、「何屋さん」かしぼれますか?
「『何屋か一言で言える』大切さはわかった」 「でも、あれもこれも売りたくて、どうしても一つにしぼれない…」 「どうすれば『専門店』として、お客さんに覚えてもらえるんだろう?」
その悩み、よくわかります。 しかし、「何でも屋」は、けっきょく「誰からも選ばれない」お店になってしまいます。
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